斐川から世界へ『ラ ショコラトリ ナナイロ』 贅沢に味わう一期一会のチョコレート。

出雲のスポット

畑の中のショコラトリ

『ビーントゥバーチョコレート』という言葉をご存知でしょうか?

カカオ豆がチョコレートになるまで一貫して同一の工房で製造を行う、という意味です。

近年は国内外ともに、ビーントゥチョコレートを掲げるショコラトリーも少なくありません。

そんなビーントゥチョコレートの工房が、出雲市斐川町にあります。

『ラ ショコラトリ ナナイロ』という名前のその工房は、『世界で美味しいチョコレート10選』に選ばれたこともある世界的なチョコレート工房です。

当初はクラウドファンディングで工房の立ち上げ資金を募っていましたが、あっという間に工房が整備され、のちにショップ兼カフェが増築されました。

『ラ ショコラトリ ナナイロ』外観
『ラ ショコラトリ ナナイロ』外観

こちらが、出雲空港周辺の田園地帯にある『ラ ショコラトリ ナナイロ』の外観です。

車を走らせていると、田畑の中に突如としてクールで都会的な建物が現れるので驚いてしまいます。

地元の建築家によるスタイリッシュなデザインが目を惹きますね。

知らなければ、ここがチョコレートショップだとは分かりません。

『ラ ショコラトリ ナナイロ』の看板
『ラ ショコラトリ ナナイロ』の看板

ナナイロは元々はデザイン会社ですが、出雲オフィス設立に伴いチョコレート事業を展開しはじめたそうです。

最初はカフェがありませんでしたが、現在は建物の右側のスペースがショップ兼カフェになっています。

一期一会の味わいを

『ラ ショコラトリ ナナイロ』店内に並ぶチョコレート
『ラ ショコラトリ ナナイロ』店内に並ぶチョコレート

おしゃれな店内には、『ラ ショコラトリ ナナイロ』が自信を持って送り出すチョコレートがずらりと並んでいます。

『ビーントゥバーチョコレート』の言葉通り、『ラ ショコラトリ ナナイロ』ではカカオ豆の仕入れ、選別、焙煎・粉砕、テンパリング、成形、包装までを全て一貫して自社の工房で管理しています。

品質を保つため、一度に作るチョコレートの量も30キロ限定で、生産番号をつけて販売されています。

シーズンごとに使うカカオ豆は一つの産地のもののみです。

作られたチョコレートは売り切るシステムで、同じものは二度と作られません。

『ラ ショコラトリ ナナイロ』がチョコレートをリリースするタイミングは、基本的に春と秋になります。

4種類のダークチョコレートと季節感のあるシーズナルタブレット、ホワイトチョコレートの6種類です。

そこにシークレットタブレットと、夏と冬のミニコレクションが加わります。

『ラ ショコラトリ ナナイロ』2020冬のミニコレクションNo.46(手前)・2020春のコレクションのシーズニングタブレット(奥)
『ラ ショコラトリ ナナイロ』2020冬のミニコレクションNo.46(手前)・2020春のコレクションのシーズニングタブレット(奥)

こちらは、2020冬のミニコレクションNo.46と、2020春のコレクションのシーズニングタブレットです。

No.46はハイチ産カカオ豆70%のダークチョコレート、2020年春のシーズニングタブレットは鳥取県琴浦町の苺農園の「とっておき」という品種のいちごがトッピングされたチョコレートです。

チョコレートの後ろの美しいカードは、フレーバーノートです。

カカオ豆の産地や品種、チョコレートにマッチするドリンクやフード、酸味・苦味・渋みなどが記載されています。

お酒に合うかどうか、好みの紅茶に合うかどうかという点でチョコレートを選んでも良いですね。

また、季節のコレクションにはそれぞれテーマがあります。

例えば2019年の春のテーマは「陽炎」、2019年の秋のテーマは「魔法と宝石」、2020年の春のテーマは「交響曲」です。

そのテーマが、チョコレートという舞台でどのように表現されているのか味わうのも楽しみのひとつと言えるでしょう。

先ほどお伝えしたように、これらのチョコレートは売り切りです。

月日が巡っても季節が巡っても、同じ年の同じ月には二度と戻れないように、同じチョコレートには二度と出会えません。

「あの年のあの季節のチョコレート」という感覚は、ワインのヴィンテージのような感覚に近いでしょうか。

賞味期限があるのでワインのように寝かせておくことはできませんが、大切に味わったチョコレートの味は思い出に残るでしょう。

あの年のあの季節のチョコレートは好みだったな、と後々振り返ることができるのは、とても素敵で贅沢なことだなと思います。

『ラ ショコラトリ ナナイロ』店内に並ぶ地元の赤大豆と、地元の醤油を使ったチョコレート。
『ラ ショコラトリ ナナイロ』店内に並ぶ地元の赤大豆と醤油を使ったチョコレート。
『ラ ショコラトリ ナナイロ』2020年シークレットタブレットの赤大豆と生醤油のチョコレートのパンフレット

『ラ ショコラトリ ナナイロ』2020年シークレットタブレットの赤大豆と生醤油のチョコレートのパンフレット

こちらは、2020年シークレットタブレットの赤大豆と生醤油のチョコレートです。

地元の農園産の赤大豆と、地元の醤油店の醤油が使われているのが嬉しいですね。

ネットショップでお取り寄せの際は、希望すればこちらに使われている大豆や醤油もチョコレートと一緒に購入することができます。

また『ラ ショコラトリ ナナイロ』では、チョコレートを「学ぶ」「作る」「食べる」をテーマにワークショップを開催しています。

過去のテーマは『出雲地酒とショコラのマリアージュについて』、『チョコレートとコーヒーのペアリング』、『チョコレートの歴史』など、様々です。

開催予定は公式サイトにて告知されますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。

カスタムメイドのチョコレートを作ってもらうことも可能です。

過去には、松江市のイマジンコーヒーからの依頼で、コーヒーを引き立てるオリジナルチョコレートを制作していらっしゃいます。

こちらも興味がある場合は、公式サイト(記事末尾参照)を参照ください。

イートインも

ショップにはイートインスペースもあり、チョコレートに合う紅茶やコーヒー、スイーツを楽しむことができます。

おしゃれなガラス張りの席から、斐川町ののどかな田園風景を眺めるのは何とも不思議な気分です。

『ラ ショコラトリ ナナイロ』のイートインスペース

訪れたタイミングで、販売しているコレクションは異なります。

気に入ったチョコレートが、次はもうないということも十分にあり得るのです。

そこが良いところでもあり、残念なところでもありますね。

おすすめは、まず小さなサイズや食べ比べセットを店頭でいくつか購入し、気に入ったフレーバーの大きいサイズのタブレットを、売り切れないうちにネットショップで買い求めることです。

自分へのご褒美や大切な人への贈り物に、斐川から世界へ発信される高品質なチョコレートを選んでみませんか。

アクセス・駐車場

出雲空港から北に進んだ畑の中に『ラ ショコラトリ ナナイロ』はあります。

駐車場は、アスファルトに4台停められますが、そこが満車の場合は芝生エリアに停めることも可能とのこと。

場所は少し分かりにくいので、あらかじめ地図で確認してから向かうことをおすすめします。

→ ナナイロ公式サイト