八十八夜のお茶づくり。「一芯二葉」で極上のお茶を摘む。

2021年1月20日出雲で里山暮らし

新茶の季節八十八夜がやってきました。

この日に摘んだ茶は「新茶」や「一番茶」といわれとても美味しく、またこの日にお茶を飲むと長生きするといわれているようです。

今住んでいる土地は古くからお茶づくりが盛んなところです。各家でお茶の木を栽培し摘んだ新芽を茶湯で有名な一畑薬師に奉納しお茶にしてもらっていたらしいです。

庭に生えているお茶の木
庭に生えているお茶の木

なのでもちろん我が家にも前の住人の方が植えたお茶の木が庭や山や畑のそこかしこにあります。

臨時休校で子どもが暇を持て余しているのもあり、「八十八夜」の日に子供と一緒にお茶摘み&お茶づくり体験をしてみました。

お茶の新芽
お茶の新芽

ぴょんぴょん飛び出すピースサインのような新芽を摘んでいきます。

「一芯二葉」真ん中が「一芯」両側が「二葉」
「一芯二葉」真ん中が「一芯」両側が「二葉」

摘み取るのは「一芯二葉」のみ。この部分を摘み取ってお茶にすると香り高い極上のお茶になるそうです。

お茶の新芽とぶたなとヨモギ
お茶の新芽とぶたなとヨモギ

どんどん採っていき沢山採れたかなーと思っていたら、採れた量はちょこっと。

新茶の貴重さの勉強にもなりました。

さっそく家でお茶を作りました。できるだけ一芯に近い部分だけ利用して美味しいお茶を目指します。

とは言っても子供と作るため、お遊び程度にクックパッドでカンタンなメニューを調べました。

電子レンジで2分間蒸した茶葉を手で揉み、また電子レンジで1分間乾かしてそれを手もみするのを、完全に乾燥するまで繰り返しました。

出来上がった新茶の茶葉
出来上がった新茶の茶葉

茶葉を揉んでいる最中には爽やかなお茶の香りがして思わず深呼吸していました。

急須で入れた自家製新茶
急須で入れた自家製新茶

出来上がったお茶を急須で入れると思ったより色が出ず、あー味も薄いのかな失敗かな、と思いつつ飲んでみると。

見た目より旨味がしっかりあって香り豊か。とても美味しく出来上がりました。庭の茶の木を利用したのでもちろん無農薬で子どもでも安心です。

これからの暑い季節は水出しで飲むとより美味しそうだなと思います。

初めての新茶づくりは思ったよりとても楽しくて毎年やりたくなってしまう予感。さっそく今度は自分で紅茶を作ってみたい!と欲張っています。☕