屋根裏を蚊取り線香で「くよ」す。囲炉裏に学ぶ害虫対策。

出雲で古民家暮らし

うちには屋根裏(小屋裏)があります。

この屋根裏、とくに断熱もされておらず、すきまだらけで野外とつながっている状態。なので夏場には虫がたくさん入ってきます。

屋根裏は物置きにつかっているので、虫だらけになるのは困ります。

蚊取り線香で屋根裏を「くよ」す

虫除けといえば蚊取り線香。屋根裏で蚊取り線香を燻してみました。

この屋根裏はもともと(昔あった)囲炉裏のケムリで煤けていたので、躊躇なく蚊取り線香を焚くことができます。30畳だか40畳だか、わりと広さがあって1本では心許ないため、一度に3本〜4本を焚いてみました。

この蚊取り線香を1時間も焚いていると、屋根裏は煙でもうもうとした状態になります。

ビフォー。

アフター。

スマホのカメラだとわかりづらいのですが、肉眼だとかなり視界がまっしろに煙っています。この状態だと人間も長居はできません。咳込みます。

使用している蚊取り線香ですが、金鳥やフマキラーなどいろいろメーカーを比較した結果、現在では煙の量が多く長持ちするアースのジャンボタイプを使っています。実測で10時間ほど煙が保つようです。

この煙で燻された状態が10時間も続くのですから、虫の類が生き残ることは難しいのではないでしょうか。実際、蜂やカメムシ・ハエの類はちょいちょい息絶えて落ちています。

蚊取り線香の設置場所をあちこち変えて試してみました。煙は部屋全体に浸透してくれるのでどこで焚いても大差は無いようです。いまは明るくて作業のしやすい窓辺にしています。

居住部に煙が入ってくるかというと、もうもうと焚いている最中にはビミョーにニオイがほんの少しだけしますね。居住部は24時間換気で負圧になっているためニオイが入り込んでくるのは多少は仕方ないでしょう。どのみち気にはならない程度です。

ちなみに、草木を集めて燃やすことを出雲弁で「くよし」といいます。語感がなんだかケムリっぽい感じなのでこの作業を「屋根裏をくよす」などと呼んでいます。

荷物はテープやサランラップで封印

前述の通り、屋根裏は荷物置き場にしています。

もちろん蚊取り線香を焚けば、これらの荷物も煙で燻されてしまいます。そのため、煙のにおいやヤニのついたら困るものは収納ケースにしまっています。

これは衣装ケースです。養生テープでシールしており、年に2回の衣替えのときにだけ封印が解かれます。このシールには虫の侵入を防ぐ目的もあります。衣装ケースの中にはネオパラエースを入れています。

これはひな人形です。年に1度しか出番がありません。サランラップで蓋を包んで封印しています。

収納ボックスの蓋のフチの部分にやわらかいスポンジをかませることで気密性をアップさせています。

くよしの効果を振り返って

昨年の夏は屋根裏に虫がかなり多く出現したのですが、根気強くくよしを続けた結果が出たのか、この夏はかなり虫の数が減ってきました。

煙のニオイやヤニには防虫効果があるので、虫の侵入を予防する効果があるのではないかと思います。

昔の家は囲炉裏の煙で家を守っていたのだそうです。煙には防虫のほか防カビ効果などもあるのだとか。

この家にはもう囲炉裏はありませんが、蚊取り線香の煙がそのかわりを果たして家を守っていくことでしょう。