快適住宅のこだわりの間取り。『忍者扉』の仕掛けに『オープンキッチン』の工夫。

2020年5月26日出雲で古民家暮らし

今の家に引っ越して2年が経ちました。この家は本当にいろいろな要望という名のわがままを詰め込んだ家です。スタンダードな形とはちょっと違うけれど我が家らしい場所をご紹介します。

忍者扉(勝手口)

以前住んでいた家には、よくあるキッチン勝手口がありました。買い物の荷物をすぐに下ろせて便利には使っていました。

でも火の近くで危ないのであんまり人にバタバタ出入りしてほしくない。それでも重たい食料品はすぐ下ろしたいという相反した思いがありました。

今の家の玄関脇にある、一見すると収納のようにしか見えないこの扉。

玄関全体の様子
玄関全体の様子

これは、必要から生まれた面白い扉です。いろんな見学した家を参考にした結果…。

扉を開けてみるとキッチンに直通しています
扉を開けてみるとキッチンに直通しています

新しく建てたお家には、キッチンへ直通の荷物扉を玄関横へ作ってもらいました。帰ってすぐ重い荷物を下ろせて実用的で便利です。そして閉めてしまえば見た目もスッキリ。

玄関の和の雰囲気に合う扉にしてもらいました。家ではからくり忍者屋敷の隠し扉のような見た目から、通称『忍者扉』と呼んでます。

キッチンから観た忍者扉口。
キッチンから観た忍者扉口。

茶室のにじり口のようにも見える不思議なこの扉。たまに忍者扉から出入りしてしまい来客の方に驚かれることもしばしばです。

順番待ちしなくていい洗面台

これは個人的な経験から思いついた工夫です。以前住んでいた家は、洗面台が脱衣所の中にある家でした。

家族が入浴中に脱衣所の洗面を使いづらく、急いでいても脱衣所を出るのを待たなければいけなかったかったのです。

その経験をもとに、脱衣所と洗面を分けました。

独立洗面台。左の部屋が脱衣所です。
独立洗面台。左の部屋が脱衣所です。

家族が入浴中や脱衣所を使用中でも、洗面台を気兼ねなく使えるので快適です。

広い場所に面した洗面台
快適に髪を乾かすことができる洗面台

また、以前までは脱衣所で髪を乾かす時に入浴後の湿気が凄くて乾きづらいし、暑くて不快な思いをしていました。

今では開けた場所で快適に乾かせるようになりました。ちなみに、朝は上の窓から朝日が差し込みとても明るいです。

銭湯の下駄箱?オープンシューズボックス

以前の家のシューズボックスは扉付きでした。

そのためいちいち扉を開けて靴を仕舞うのがめんどくさかったため、基本ぬいだ靴は出しっぱなし。玄関は靴だらけでした。

これでは掃除しづらいし見た目がまずい。でも仕舞うのがめんどくさいものはめんどくさい。

ということで、もっと気軽にしまえるように、ぬいだ靴をしまいやすいオープン棚の下駄箱を作りました。

上段に季節外のものを仕舞って、普段遣いのものは下段に仕舞います。

まるで公民館の下駄箱のようですが、靴を脱いだらそのままススッと入れれるので玄関が片付きました。

オープン棚。左は靴。右にはおでかけの時の使うものを。
オープン棚。左は靴。右にはおでかけの時の使うものを。

オープンなので通気も良く、玄関のたたきから手が届きやすいのも便利です。たたきから遠い場所にはお出かけ用の日用品が収納されています。

簡単なので、子どももちゃんと片付けてくれるのも嬉しいポイントです。

みんなで使うクルクル共有キッチン

以前住んでいた家で使っていたキッチンは独立型でした。

みんなの楽しそうな声を遠くに聞きながらの調理はなんとなく寂しい思いがしていました。

始めはスタンダードな対面式を考え、色んなショールームや見学会に参加しました。

対面キッチンもいいのですが、基本1人用のための作業場を想定しているキッチンに他の家族が入りづらい雰囲気です。

また、料理を運んだり冷蔵庫にものを取りにいったり水道を使う度に、いちいちキッチンを回り込むのが面倒に感じました。

そこでわが家で考えたのは作業台の周囲をクルクル周ることのできる共有キッチン。

キッチン全体の様子
入りやすい広めのキッチン、キッチン全体の様子

食事は毎日のことで、食事がなければ誰しも生きていけない大事なことです。家族にも積極的に好きなものを気軽に料理して欲しいと前々から思っていました。

私が料理が得意でないのもありますが…😅なのでうちの家では『みんなで使うキッチン』を意識して、入りやすい広めのキッチンにしました。

ダイニングテーブルから見た冷蔵庫。すぐ近く。

冷蔵庫は食事中でも取り出しやすいようにダイニングの近くに置きました。各々が飲み物をとったりデザートを出して食べています。

ダイニングすぐのシンク。

シンクも皆が使いやすいようにダイニングの近くです。食器も下げやすいようです。

ダイニングやリビングに近い分、水の音がうるさくないようにサイレントシンクを採用しました。

キッチンの真ん中にどーんと置かれた作業台
キッチンの真ん中にどーんと置かれた作業台

家族で料理しやすいように真ん中に作業テーブルを置きました。この作業台のおかげでみんなで料理を作ることが増えました。

もちろん1人で使うときも作業台が広いので集中して料理できます。冷蔵庫とシンクが離れていても作業台が橋渡し役になるので特に不便は感じていません。

ずぼらな性格なので以前はすぐ作業スペースが埋まってしまって完成した料理の一時置きが出来ないのが悩みだったので随分ストレスフリーになりました。

作業台下のレンガ。
作業台下のレンガ。

このテーブルは元々ダイニングテーブルとして使っていたものです。

そのまま立って使うには高さが足りず腰を痛めてしまうので、作業しやすい高さにまでレンガを敷いて調節しています。

また、足先をぶつけないようにできるだけ置く位置を奥側にしています。

小引き出しも入ります
小引き出しも入ります

テーブル下の空間は収納力抜群です。キッチンはとにかくものが多くなるので助かります。

お手伝い用のバタフライテーブル
お手伝い用のバタフライテーブル

テーブル下に収納されている子供のお手伝い用バタフライテーブル。まだ背が低いので踏み台を使っています。これでよく得意料理であるサラダを(なぜか自分は食べません…)を作ってくれます。

食器棚。

食器棚は半オープン型。通気を良くし取り出しやすい高さにしました。高さも調節できます。

食器棚のカーテンをしめたところ。

使わないときは可愛いカーテンで目隠しして埃よけをしています。

完成当時のキッチン
完成当時のキッチン

思い切ってキッチンを広くしたおかげで人がいても狭く感じません。

皆が気軽にキッチンに入れて手伝いや調理ができるので、毎日の料理への負担とハードルが下がってよかったです。

みんなキッチンのどこに何があるかよく知っているので物をとってほしいときも気軽に頼めて楽になりました。