古都の歴史に触れ学ぶ、松江歴史館

2020年3月19日出雲のスポット

松江歴史館看板
松江歴史館看板

松江歴史館は江戸時代の城下町・松江の歴史や文化を、多角的な視点から紹介し体験できる施設です。

建物の構造にもこだわりを持っていて、外観は武家屋敷を模した造りをしています。館内は土足厳禁で、入口・受付部分は畳張りとなっています。江戸時代の日本家屋にトリップしたような感覚を味わえてよかったです。

歴史と文化を学べる基本展示

基本展示では松江の城下町がどのように生まれ発展していったのか、わかりやすく展示してありました。

松江の歴史を学ぶうえで欠かせないのは茶の湯文化でしょう。松江藩第七代藩主松平治郷(不昧公)は茶の湯文化の確立と普及に努め、現代まで続く不昧流の原点となった人物です。

基本展示ではそんな不昧公が好んだ茶器や、茶の湯文化の浸透とともに花開いた和菓子の展示が充実していて、松江ならではの趣を感じることができます。

興味深かったのは、松江藩の産業に関する展示です。高麗人参や木綿など、島根地方の特産品として現在も愛されているものが生み出された経緯を知ることができ、より愛着がわきました。

基本展示は写真撮影が可能です。ルールを守りながらカメラにおさめてみてはいかがでしょうか。おすすめは大坂冬の陣の際に松平直政が真田幸村から与えられたと伝わる扇です。著名な戦国武将ゆかりの品が松江にあることと、松平松江藩の初代が武勇派であったことに驚きました。

松江にちなんだ企画展

松江歴史館では年に5回程度、企画展が開催されています。

企画展「海将山口多聞を生んだ松江藩士山口家」ポスター
企画展「海将山口多聞を生んだ松江藩士山口家」ポスター

2019年9月13日~11月4日まで開催されていた「海将山口多聞を生んだ松江藩士山口家」では、松江藩士山口家ゆかりの貴重な品を全国から集めて展示するほど力が入っていて、とてもおもしろかったです。

企画展の内容に合わせてギャラリートークや講演会など、関連イベントも開催されています。企画展の内容について詳しく知りたい方は、関連イベントにも足を運んでみてください。イベントの内容は公式ホームページでチェックできます。

チェックしておきたいイベント&スポット

松江歴史館では数々のイベントが開催されていますが、その中でも迫力満点で知られているのが「火縄銃の演武と居合切り」のイベントです。

火縄銃演武の様子
火縄銃演武の様子

猛々しい号令に沿って火縄銃が火を噴く姿は圧巻でした。火縄銃や居合切りは間近で見る機会は少ないので、一度見ておくことをおすすめします。

お茶文化を体験したい場合は、館内に併設されている「喫茶きはる」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。松江の和菓子文化を受け継ぐ名職人・伊丹二夫さんが和菓子を手作りしているのを見学したり、実際に食べたりすることができます。和菓子は持ち帰りもできるので、松江歴史館を訪れたお土産にするのもおすすめです。

アクセス

以下は2019年の情報です。

松江歴史館はJR松江駅からバスで10分の距離にあります。最寄りのバス停は「大手前堀川遊覧船乗場・歴史館前」「北殿町」「県民会館前」です。バスによって停まるバス停が異なるので、乗車した際に松江歴史館に行くにはどのバス停で降りるべきか運転手さんに聞いておくと間違いがないです。

車で行く場合は「松江歴史館・松江ホーランエンヤ伝承館専用駐車場」を利用できます。駐車料金は無料です。ただし駐車場にたどり着くまでの道が狭く、停車できる台数も少ないので、不安な場合は最寄りのコインパーキングを利用してください。

コインパーキングの中でも、「松江城大手前駐車場」「城山西駐車場」に停めた場合は、駐車料金の割引を受けることができます。受付で駐車券を見せてください。

土日祝日に行く場合は周辺官公庁が提供する「おもてなし駐車場」を利用すると、駐車料金が無料になってお得です。

松江歴史館HP:https://matsu-reki.jp/