『一畑のお山フェスティバル&灯めぐり』で万燈会の幻想的な雰囲気と地元グルメを楽しんだ
一畑薬師に「一畑のお山フェスティバル&灯めぐり」というイベントがあることを知ったので、子どもを連れて行ってみました。
一畑薬師の門前町によるイベント
一畑薬師の門前にはいくつかの商店さんが軒を連ねているのですが、このイベント、その商店さんが自分たちで企画して立ち上げたのだそうです。
そのなかでも一番奥に位置する「もんぜん」のおかみさんが大きな役割を担っているのだとか。
地元の人による地元のための催しということで、これは面白そうだと興味がわいたわけでした。
静かに祈りを捧げる一畑薬師の万燈会
わたしたちが訪ねたのは17時頃なのですが、ちょうど灯籠に火を灯すところだったようで、僧侶の一行と、それに続き歩く灯籠を手にした一般客の人たちとすれ違いました。
ちょうど灯籠が最後に余っていたようで、わたしたちもそれをお借りして、手に持って歩くことができました。
灯籠の中のロウソクには火が灯っており、そのほのかな灯りとあたりに響くお経の声もあいまって、とても幻想的な雰囲気がありました。
こういった催しは一般に万燈会(まんどうえ)と呼ばれますが、一畑薬師ではもしかするとこれが唯一の万燈会なのではないかなと思います(ググってもでてこないから)。
このイベントのために式がつくられたのか、もともと一畑薬師にあったのかはわかりませんが、前者だとしたらそれもすごいことですね。
点灯式が終わったので改めて本堂へお参りにいくと、ちょうど尺八奉納の最中でした。
靴を脱ぎ本堂にあがって聴く尺八も、これもまたとても雰囲気があってよいものでした(聞いている最中に子どもは寝てしまいましたが(^^;)。
写真をとり忘れたのですが、境内や参道の紅葉がライトアップされていて、これまた最高でした。
今年はまだすこし緑が残っていたようですが、それでも一部の紅葉は真っ赤に映えていました。
地元のグルメや音楽などの催しも楽しい
お参りを済ませてから門前町へ戻ると、これまたちょうどイノシシ汁(無料!)がふるまわれており、「もんぜん」で購入したイノシシ肉まんじゅうと一緒にいただきました。
イノシシを食べるのは実ははじめてだったのですが、やわらかく煮えていて臭みもなくとても美味でした(お汁の写真も忘れました!)。
屋台もいくつか出ており、門前町の中心には子ども神楽やジャズバンドといった生演奏を楽しむことができるように場が作られていました。
良い雰囲気とミュージックに包まれて、うっかり色々と買い食いしてしまったのは仕方のないことでしょう!
これは面白いなーと思ったのは、アスファルトの道路にチョークで好きなように落書きができることでした。
子どももこれには喜んで色々描いてました(写真の作品は「虹にむかう階段」だそうです)。
今回は夜のみの参加でしたが、昼間もいろいろな催しをしていたようなので、来年は昼間から参加してみようかなあと思わせる楽しいイベントだったのでした。
なお当日の昼間、家の近所の人に「今日は一畑薬師のお祭りに行くんですよ」と話したところ「お祭りなんてやってたっけ?」的な反応だったので、もしかするとまだ穴場的なイベントなのかもしれません。
『一畑のお山フェスティバル&灯めぐり』のアクセス・駐車場
夜の部に参加するには自家用車で向かう必要があります。駐車場は一畑薬師さんのそれが利用できますので安心です。