【陶芸体験】松江の窯元「むめい窯」は日常に寄り添う和食器店。
松江市の街中に「むめい窯(夢蓂窯)」という陶器専門店があります。
子どもが陶芸体験をしてみたいというので出雲地域で探したところ、このお店がみつかりましたので今回行ってみました。
冷暖房の効いた快適で清潔な店内
こちらのお店、公式サイト等には「窯元」とありましたので、てっきり山中のワイルドな建物かと思っていました。
実際にカーナビに住所をいれて向かってみると現地は街中で、お店の入っていたのも商業ビルでした。
店内はとても綺麗で、きれいに和食器がディスプレイされており「窯元」という言葉のイメージとは全然ちがいます。
建物はエアコンが効いており清潔・快適。
店内は、1階は和食器のディスプレイ販売で、2階が陶芸体験の工房となっていました。
お店の方にお話を伺うと、こちらは販売店舗で焼き窯はべつの場所にあるのだとか。
「窯元での陶芸教室」というイメージからは少々離れるかもしれませんが、小さな子ども連れとしてはむしろ歓迎です。
最後まで楽しい子ども陶芸体験
体験希望ですと伝えると、2階に案内してもらえます。
陶芸教室はビルの1フロアが全面工房となっていました。
他にも1組のお客さんがすでに陶芸体験中でしたが、広々とした空間でとくに気になりません。
子ども用のエプロンを貸していただき、体験スタート。
体験教室の先生は窯元の主。
「幼稚園の先生よりも優しいのでは?」と思わせるような温和なスタイルで、子ども相手にも優しく教えてくれます。
電動ろくろも体験に含まれているのが嬉しいですね。
子どももとても楽しんでいる様子でした。
子ども体験の粘土は量が少ないのですが、子供用食器なら2つはつくることができます。
今回わたしたちは「マグカップ」と「お皿」をつくりました。
デザインを決める際には、サンプルとなるお皿・カタログや他のお客さんの焼く前の作品など、参考になるものがたくさんあります。
お皿に飾り付けをするような治具もありましたので、今回はそれを使いました。
このあたりの使い方や説明も、先生が丁寧にしてくれるので、とくに不安はありません。
所要時間としては、2つあわせて1時間ほどで形作りができました。
マグカップの取っ手はあとで先生が焼く前につけてくれるとのこと。
形作りが終わったあとは、お皿につける色をサンプルから選んで先生に伝えます。
このときに「こんな風にしてほしい」という絵を書きます。
これで「カップの上半分だけ緑」とか「内側は赤」とか、細かく指定ができるのです(技術的に無理!という場合は教えてくれます)。
ここもたいへん面白く、子どもはお絵かきに熱中して楽しんでおりました。
これで体験は終了。焼き上がりは1ヶ月程度ということでした。
できあがりはこんな感じ
1ヶ月ほど待つと「できましたよ」という連絡。基本はお店に取りにいく形です。
けっこうオシャレな感じにできたと思います😊
体験でもずいぶん完成度の高い食器ができるものだなと驚きました。
小学6年生までとはなりますが、子どもの陶芸体験は1500円(2020年5月現在)。
このコスパだと食器代金で元が取れてしまうのでは…。
大満足のリーズナブルな陶芸体験。オススメです。
窯元ながらリーズナブルな和食器
「窯元の和食器」というと高価なイメージがありませんか?
陶芸体験の帰り際、ディスプレイされている食器の値段を見てみると、意外と普通に買えそうな価格帯。
お店の人に聞いてみると「なるべく日常で使っていただきたいと思っています」とのこと。
デザインも素敵なので、また今度は食器を買いに訪ねてみたいと思います。
ご家族で経営されているということで、陶芸体験の雰囲気とあわせて窯元のお人柄を感じさせるお店でした。
アクセス・駐車場
お店は表通り沿いです。
カーナビに住所を入れると裏通りに案内される場合があるようです。というか案内されました。ご注意ください。
駐車場はお店の前に数台分ありますので、通常であれば問題なくとめられると思います。
陶芸体験は事前予約が必要です。公式サイトから予約が可能です。
詳しい営業時間等も合わせて、公式サイトで確認ください。