たたらば壱番地は、雲南市吉田町の案内所。観光やグルメの拠点に便利!
道の駅は吉田町の入り口
蛙男商会によるフラッシュアニメ『秘密結社 鷹の爪』の吉田くんの故郷が、雲南市吉田町(旧吉田村)であるということはご存知でしょうか?
雲南市の案内所である『道の駅 たたらば壱番地』は、2012年にできた比較的新しい道の駅です。
松江自動車道雲南吉田ICに隣接しており交通の便も良く、吉田町の入り口とも言えますね。
吉田町がかつて「たたら製鉄」で栄えたという歴史を踏まえ、『たたらば壱番地』という名前が付けられたそうです。
そんな『たたらば壱番地』を通じて、雲南市の美味しい食材やグルメ、近隣スポット情報など、知っているようで知らない雲南市の魅力に触れてみたいと思います。
レストランで必食グルメ
『たたらば壱番地』内には、『出雲そばレストランむらげ』があり、地元食材を使用したグルメを味わうことができます。
「出雲そばレストラン」という名の通り、そばの香りと旨味を味わうことのできるつなぎを使わない10割そばがウリです。
地元里山の水田を守るというコンセプトの米粉100パーセントの「田守り麺」を使った麺料理も、ラーメン風、パスタ風とバリエーション豊富です。
その他にも、島根牛の牛すじカレーや、牛すじそばなどもあり、目移りすること必至です。
一押しはこちらの「こだわりの卵かけご飯セット」。
吉田村の「木村有機農園」産のお米に、同じく吉田町の「たなべの森鶏舎」の卵に、独自ブレンドの出汁醤油、雲南市産の舞茸の味噌汁まで付くというこだわりっぷりです。
卵の味が濃く、出汁醤油の香りと舞茸の味噌汁がとにかくお米に合い、素材が美味しいということの圧倒的強さを感じます。
こちらは酸辣湯麺風の「たたらそば」です。
吉田町は国内でも有数の唐辛子の産地としても知られており、レストランではこの「たたらそば」の他にも蕎麦とスパイスを組み合わせた様々なメニューが提供されていました。
辛みのなかにもふとした甘さのある風味で食べやすく、あっという間に完食してしまいます。
売店でも雲南グルメ
道の駅内には、雲南地域で作られた野菜や加工品の直産場も設けられています。
レストランで提供されている「田守り麺」も購入することができますよ。
とれたての地元野菜がリーズナブルに手に入るのは、道の駅ならではの嬉しさです。
片手でつまめる笹寿司やお餅なども、ドライブのお供に良いですね。
レストランの卵かけご飯セットにも登場した「たなべの森鶏舎」は専門ブースが設けてあり、卵を購入することができます。
大自然の中で平飼いにされ美味しい水とエサを与えられて育った鳥の卵は、本当に味が濃くて美味しいです。
常食するには少し高価ですが、偶にはこういったこだわりの卵を味わってみるのもおすすめです。
プリンやシフォンケーキなどのスイーツもありますよ。
同じくレストランでも登場しましたが、吉田町は唐辛子の産地としても知られています。
市をあげて「うんなんスパイスプロジェクト」という取り組みを行なっており、唐辛子関連商品も非常に豊富です。
特に「鷹の爪」ならぬ「オロチの爪」と名付けられたブランド唐辛子を使ったスパイスは、単なる土産物としてではなく家庭に常備しておきたい一品です。
オロチの爪ラーメンやオロチの爪を使用した辛味噌などもあり、辛いもの好きにはたまらない空間かもしれません。
滝百選「龍頭が滝」などの観光拠点
実は吉田町周辺には滝が多いのをご存知でしょうか。
最も有名なのは、日本の滝百選にも選ばれている『龍頭が滝』です。
加えて八つの滝が遊歩道沿いに連なり秋の紅葉が素晴らしく映える『八重滝』、水量が多く二段構えの『八汐滝』と『八塩滝』があり、全て『たたらば壱番地』から30分以内で向かうことができます。
天候が良ければ、大自然の中で清涼感を満喫できるでしょう。
たたらばとしての歴史を感じたいならば『菅谷たたら高殿』に行き、土蔵郡を眺めながら石畳の街並みを散歩するのがおすすめです。
体を癒したいならば炭酸系の源泉かけ流し濁り湯の『塩ヶ平温泉』もあります。
どちらも『たたらば壱番地』の周辺エリアです。
こういった周辺スポットを、『たたらば壱番地』を拠点にして巡ることができるのです。
その点で、『たたらば壱番地』は道の駅としても非常に充実していると言えます。
滝を散策してマイナスイオンを浴びた帰りに『たたらば壱番地』で小腹を満たしても良いですし、温泉に行った帰りに夕食用の野菜と卵を買って帰ることもできます。
立ち寄ってトイレ休憩をするついでに、周辺エリアの地図を確認したり、マップを貰うのも良いですね。
道の駅だけを目的地にすることはなかなかないでしょう。
しかし、普段何気なく通過している町にもう一歩踏み込む際の案内所として、この『たたらば壱番地』を利用してみてはいかがでしょうか。
雄大な自然に触れて澄んだ空気を吸い、里山で育まれた食べ物を味わえば、すっかり吉田町を好きになっているかもしれません。
ブログ主と『たたらば壱番地』
ブログ主パートナーの父の実家が雲南市にあり幼い頃はよく遊びに行っていました。
豊かな自然が大好きでいつも帰りたくないずっとここにいると駄々をこねて両親を困らせていました。
松江道の開発が決まり大規模な工事が始まったときは、自分のもう一つの故郷が大きく変わっていくようで少し寂しかったのを覚えています。
松江道が開通し道の駅が出来た今ではサイト主の実家に向かうときなど度々利用しています。
以前は瀬戸内に抜けるのには4〜5時間かかっていたのが、いまでは2時間です。ほんとうに便利になりました。
「たたらば壱番地」では、卵かけご飯専用醤油の「おたまはん」をはじめ具入り調味料などを作った吉田ふるさと村の商品もたくさん並んでいます。
どれも工夫にあふれていて美味しいのでおすすめです。
アクセス・駐車場
『たたらば壱番地』は、松江自動車道雲南吉田ICの出口の目の前です。
無料区間なので、出入りが自由なのが嬉しいですね。
道の駅なので、駐車場については心配いりません。
レストランや売店の営業日・営業時間については、サイトを確認ください。